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LIVE REPORT

ミュージカル界の大人気ユニット“StarS”
11月11日、ついに日本武道館公演決定!!


 人気、実力共に折り紙つき! 井上芳雄・浦井健治・山崎育三郎と、ミュージカル界のプリンス3人によるユニット“StarS”が、11月11日に日本武道館でライブコンサートを行うことが決定。その製作発表会見が彼らのホームでもある帝国劇場隣の東京會舘で行われ、ミュージカル俳優初となる武道館公演への意気込み、そして喜びを語った。


 今年5月に東急シアターオーブでコンサートを行った際には、5日間7公演を連日ソールドアウトさせ、同時にリリースしたデビューCD『StarS』はオリコンチャートでウィークリー7位、デイリー3位を獲得。その後は全国5大都市でのツアーを敢行と、人気の高さを証明した彼らだが、そもそもの発端は一昨年に帝国劇場100周年企画の一環として行われた鼎談で、3人が初めて一同に会したこと。井上と山崎は『モーツァルト!』をWキャスト主演、井上と浦井は共に7月から上演される『二都物語』に出演等、それぞれで共演経験はあるものの、3人が一度に共演したことは無く。
「初めて3人で並んだときに、“なんか俺たち並びがいい。何か3人で出来るんじゃないか”って閃いたんです」(井上)
とのことで、ミュージカル界でも異例のユニット結成に至ったのだという。

 その目的は“ミュージカルの素晴らしさを、より多くの方に伝えたい”という一点。
「自分たちを生んでくれたミュージカルに対する恩返しというか。舞台に育ててもらった僕たちが新しいユニットを組んで、さらに新しい舞台の楽しみを探していきたいと始めたところ、5月のコンサートが期待以上に盛り上がって。もっと新しいことができるんじゃないか?と思ったとき、武道館という次の目標が生まれたんです。簡単なことではないけれど、どうせなら日本最高の場所でやりたい、ミュージカル俳優が初めて武道館でコンサートをやったという事実が大切だと思ったので、そこはこだわらせてもらいました」(井上)

「僕達のCDを楽しんで聴いているという感想を頂いたり、なにより、コンサートの盛り上がり方にお客様一人ひとりからの大きな愛を感じて。その愛にどうやって返していけばいいのか?と3人で考えた結果が、ライヴアーティストとして、もう一度コンサートをすることだろうと」(浦井)

「どういう音楽、トーク、パフォーマンスをするのがStarSなんだろう?と悩みながらも皆さんと一緒に作ってきたStarSの完成形を、武道館で披露できるんじゃないかと思っています。シアターオーブのカーテンコールで“次は武道館だ!”と口にした台詞が、今回に繋がったので、武道館公演が終わるとき、次は何を感じるのかが楽しみ」(山崎)

 3人の言葉からもわかるように、今回の武道館公演の中心にあるのは、これまで共に“StarS”というユニットを創り上げてきたファンへの感謝。それは“ありがとう公演~みんなで行こう武道館~”という公演名にも表れている。

「“ありがとう”の気持ちを表すために、来てくださった方々に1枚ずつ手書きのサインをお渡ししようと、それぞれ1万枚サインをするつもりです。当日、腱鞘炎になってマイク握れないかも(笑)」(井上)

「ファンの皆様と共に歩んできたStarS。最後の大文字のSはたくさんの想いがこもったSであり、感謝の気持ちを伝えたいという気持ちだけで3人は今、動いているんです。公演日が11月11日なので一体感も欲しいですね。 “いちいち良い日”みたいに(笑)」(浦井)
 

 肝心の公演内容は、ミュージカルナンバーの名曲を中心にオリジナル曲やその他のポップスナンバーを織り交ぜた5月の公演をベースに、「新たな演出も盛り込んで、祝祭的な雰囲気で1万人が一斉に盛り上がっていく演出を考えている」(構成・演出 小林香)とのこと。

「『NHK歌謡コンサート』にStarSで出演したとき、『レ・ミゼラブル』の『民衆の歌』を歌ったら、すごく反響があって。ま、『レ・ミゼラブル』に出演してるのは山崎くんだけだけど(笑)、ここはブームに乗っからせてもらって武道館でも披露しようかと考えてます。“ありがとう公演”なので、自分たちの想いを反映させたオリジナルソングも歌いたいですね。一度イベントで武道館のステージに立ったとき、ものすごく音が良くてビックリしたので、そういう意味でも特別な場所だなと」(井上)

「ミュージカル/舞台俳優にとっての聖地は帝国劇場で、ステージに立つとスーッと気持ちが落ち着くというか、2000人のお客様と一体になるというか、やっぱり他の劇場と違う感覚があるんです。一種のパワースポットみたいな(笑)。アーティストにとっては武道館がそういう場所だと聞いているので、自分が何を感じるのか楽しみですね。あとはステージが広いので、走りまくる!っていうのもテーマ」(山崎)

「アーティストにとって聖地であり、とても大切な場所なので、これまで武道館に立ってきた数々の有名アーティストの方々の魂を感じながら、自分たちのパフォーマンスをしたいです。あと、1万人がペンライトを振ったら、どんな景色になるのかも確認したい!」(浦井)

 また、“ミュージカルスター”から取ったというユニット名についても、

「最後のSが大きいのは恐らくデザイン上の理由なんでしょうけど、5月のコンサートでは浦井くんが急に“このSの中には皆さんも入ってます。みんなでStarSなんです!”って言い出して……」(井上)
「最初からそう思ってました!」(浦井)
「じゃ、言えよ!」(井上)
「あとはコーラスグループではなく、3人それぞれがアーティストであり、一人でも歌えるという意味での大きなSなんです(笑)」(山崎)

 と、実に軽妙かつ息の合ったトークが。リーダー井上、自称・ボケ担当の浦井、最年少ながら“話が脱線したときに僕がまとめたい”と語る山崎という役割分担も完璧なので、コンサート中のMCにも期待が膨らむ。

 武道館後の展望についても「紅白に出たいです!」(浦井)、「一応、僕たち大みそかは空けてるんで(笑)。ま、口に出していけばいつかは実現するんじゃないかと」(井上)、「言うだけだったら……ドームコンサート!」(山崎)と、夢は広がるばかり。

「“StarSで山崎さんを知って、今回『レ・ミゼラブル』も初めて観ます”って声もたくさん聞くんです。StarSで僕たちがやりたかったことが少しずつ叶えられてることを僕自身、今、実感できているんですよ」(山崎)

「誰か一人のファンだったのが、StarSで3人全員のファンになったって方も大勢いらっしゃったしね。あとはCDリリースやテレビ取材といった、通常の舞台公演にない広がり方をしてくれたのも、僕らが望んでいたところだなと。それが武道館公演で、さらに広がるんじゃないかと期待してます」(井上)

 あくまでも“ライヴアーティスト”としてステージの上で勝負を賭け、日本のミュージカル界を牽引する彼ら。音楽で胸を躍らせ、言葉で心を揺さぶり、動きで魅せるミュージカルの根源的な魅力と、そこから広がる新たな地平をその目で、耳で、肌で感じてみてほしい。

 

(取材・文/清水素子)

【公演概要】
三大ミュージカルプリンスコンサート
StarS ありがとう公演 -みんなで行こう武道館

2013年11月11日(月) 日本武道館
18:00開演

井上芳雄 浦井健治 山崎育三郎

チケット料金:アリーナ席 9,000円/スタンド席 8,500円

チケット一般発売日:9月7日(土)

【StarSオフィシャルサイト】
http://www.duncan.co.jp/web/stage/stars/