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LIVE REPORT

舞台版「銀英伝」いよいよ完結!
舞台「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」が開幕!!

 
累計1500万部の大ベストセラー小説を原作に、2011年1月の初演からこれまでに外伝含む9作が上演され、大きな反響を呼んでいる舞台『銀河英雄伝説』シリーズ。壮大な銀河を舞台に、銀河帝国軍と自由惑星同盟の2大勢力の戦い、心理戦や人間の心理面をライブ感を持って色濃く描いてきた舞台版がついにクライマックスを迎える。
2人の英雄、自由惑星同盟の“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーを演じる河村隆一、銀河帝国の“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムを演じる間宮祥太朗をはじめ、自由惑星同盟の“撃墜王”オリビエ・ポプラン役の中川晃教、銀河帝国の冷徹な参謀パウル・フォン・オーベルシュタイン役の貴水博之はもちろん、同シリーズの「撃墜王」「輝く星 闇を裂いて」「第三章 内乱」の3作に出演したKis-My-Ft2の横尾渉と二階堂高嗣、そして銀英伝初登場となるnoon boyzの真田佑馬と野澤祐樹も出演するなど、最終章に相応しい豪華キャスト50名以上が出演。演出には『月はどっちに出ている』で数々の映画賞を獲得した映画監督・崔洋一氏が手掛けていることも大きな話題となっている舞台「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」。その初日を迎え、開演前に崔洋一氏、ヤン・ウェンリー役の河村隆一、ダスティ・アッテンボロー役の横尾渉(Kis-My-Ft2)、ウォルフガング・ミッターマイヤー役の二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)が取材に応じた。

河村「もともと原作の大ファンで、舞台では第二章からヤン・ウェンリー役を演じてきました。僕はシリーズ10作中4作目の出演になるんですが、SF作品の中でも戦争や平和、人間ドラマがしっかりと描かれている作品だと思いますし、この時代に“平和”を投げかけるにはいいテーマだなと思いながらヤンを演じさせてもらっています。シリーズ10作目の完結篇を崔監督演出もと、最後のヤン・ウェンリーを、21公演しっかり頑張って演じていきたいと思っています」
横尾「ジャニーズから離れて舞台に出演するのは、僕らは『銀河英雄伝説』が初めてなんです。舞台というものごく教えていただいた作品ですし、前回で卒業という形になっていたんですが、最後の作品でまた呼んでもらえて、本当に嬉しく思っています」
二階堂 「『撃墜王』で『銀河英雄伝説』と出会って、舞台の楽しさを知りました。お芝居に関しても自分のキャパシティがすごく広がったし、そのラストの作品に携われるというのもすごく大きい。崔さんに出会えた、というのも僕の中では大きいですね」
 「いやいや(笑)。『銀河英雄伝説』は宇宙での壮大な戦いが根底にありながら、やはり人間ドラマが魅力なんですね。人間としての生きる喜び、銀英伝の大きなドラマ性を感じています。なにせこの中では私が一番の新参者でございますので……(苦笑)。今日来ている旧知の方も“なんで崔なんだ?”って顔をしてたりするんですが(笑)、実は私はエンタテインメントが大好きなんですね。今回お誘いをいただき、ましてやこのメンバーで演出面をやらせていただけるのは、充実と言うにはまだ早いですね。これから突き詰めていきたいと思っております。まだ始まったばかりですが、このメンバー、このキャストで共に力を合わせていきたいですね」
――今回の作品では演出面で、映画的手法は意識してるのでしょうか?
「あんまり意識はしてないんですね。観た方からも言われましたし、そのように思われるかもしれないですが、本人の意図の中では映画の世界観を持ち込もうとはしてないです」
――豪華キャストが勢揃いしておりますが、チームワークはいかがですか?
河村「そうですね。50人強でしょうか? これだけ大勢の方が一つの舞台に出る作品は珍しいと思います。最初はどうなっていくんだろう?と思ってましたが、本当にチームワークがいいんです。楽屋裏では、自由惑星同盟も銀河帝国も仲良しなんで(笑)。舞台に立つとケンカし合ったり、戦ったりしますけど(笑)」

――楽屋裏の雰囲気もジャニーズの舞台とは違うんですか?
二階堂「違いますね。顔を合わせればまずお芝居のことを話しますし、“今のシーンどうだった?”“ちょっとぎこちなかった”っていう会話から始まりますよね。役者さんってやっぱ熱いなって感じます。僕、舞台が大好きなんです。『銀河英雄伝説』で舞台の面白さを教えられましたし、『銀河英雄伝説』とはまた違った舞台もやりたいと思いましたし、もちろん『銀河英雄伝説』がもっと続いてほしいな、とも思いますし」
「舞台の演出を担当するのは今回で2本目なんですね。映画とはまったく違う世界ですよね。1500万人という大変根強いファンがついている作品でもあり、またアニメのファン、舞台シリーズを愛する方もいらっしゃいます。もちろん初めて観る方もいらっしゃるので、その方たちにも『銀英伝』の持つ壮大さと人間ドラマの相克、あとは今回は≪笑い≫であったり、≪ショークワイア≫(ダンスとコーラスを組み合わせたパフォーマンス)といった今までになかったものも取り入れて、古いファンの方から初めて観る方まで十分楽しんでいただけるような、努力の日々というか、苦しみの日々というか……を過ごしております(苦笑)。キャストの方たちが私のことをどう呼んでいるのか、気になっておりますけども(笑)
、河村さんを中心としたカンパニーは、絆、結びつきが強く、芝居の話になるとすごく論理的で、ある意味人間性がむき出しで、お互いそれを認め合いながら進んでいくという、珍しいカンパニーだな、と思っております」

――崔監督は恐いんですか?
横尾「厳しいというより、優しいの方がでかいですね。こうすればこうなるよ、と教えてもらっています」
河村「あだ名はね、これからみんなでつけます(笑)」
「ヤダなぁ、こわいなー(笑)」
河村「崔監督はね、恐いというよりも激しい方なんですよね。あったかい部分と厳しい部分、色々お持ちなので、そりゃ1ヵ月半以上、一緒にいますから色々な場面を見てきてますが、あだ名あったっけ? これといったあだ名はないよね?」
横尾&二階堂「ないですね」
二階堂「僕は、ロイエンタール役の平田くんと……(笑)」
河村「あだ名をつけてる!?」
「つけたな!?」
二階堂「怒らないでくださいよ?(笑) 『崔おじいちゃん』と言ってます(全員笑い)」
「これはこれから個人稽古をたっぷりとつけないと(全員笑い)」
二階堂「よろしくお願いします!」
――河村さん、最後にメッセージをお願いできますか?
河村「舞台『銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突』、今回は2人(横尾&二階堂)はもちろん、素晴らしいキャストと崔さんでお届けするのですが、一番最後に何か見えてくるものがあると思うんですね。平和を訴えたいということももちろんあるんですけど、なぜ人間が色々な仕組みの中で戦わなくてはいけないのか、色々な人間模様がここにはありますので、きっと観に来てくださる方々の日常にも繋がる場面がいっぱいあると思います。若い人からご年配の方まで、本当に楽しんでもらえる作品になっていると思いますので、ぜひ皆さん遊びにいらしてください」
――ちなみに、2日後にバレンタインデー(取材日は公開初日)がありますが……?
二階堂「今、逆チョコが流行ってるんですよね? 男性から女性にチョコをあげる、とか」
「俺、いつでもみんなからもらえるよ? ……それどころじゃないか(笑)」
二階堂「それどころじゃないですね。そんな甘くない(笑)」
横尾「でも男性陣の心の中はソワソワしてるとは思います(笑)」
河村「今回の舞台は女性陣が少ないんですよ。50人強いる出演者のうちの7、8人? その中でね(笑)」
横尾「女性は大変ですよね。みんなにくれるのか、それとも個人的にもらえるのか(笑)」
河村「これからの仕事にも関わってくるというね(笑)」

河村隆一を中心に、会見の雰囲気からもキャスト陣の高い結束力が伝わってくる囲み取材だったのだが、それは舞台を観れば一目瞭然。何が正義なのか? なぜ戦わなければいけないのか? そしてラストは? 10作目にして迎えた結末、ぜひご覧ください!! というよりも必見!!! 3月2日(日)まで青山劇場にて開催されていますので、ぜひお早めに!
(取材・文/高橋公子)
 
舞台「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」
2014年2月12日(水)~3月2日(日) 東京・青山劇場 全21公演

※上演時間はオフィシャルサイトにてご確認ください。

【今後のアフタートークショー予定】
2月25日(火)18:30 河村隆一、貴水博之、中川晃教、HARUNA(SCANDAL)
2月26日(水)18:30 田中芳樹(原作者)、崔洋一(演出)、河村隆一、間宮祥太朗


【原作】田中芳樹「銀河英雄伝」シリーズ(創元SF文庫刊)
【演出】崔洋一
【出演キャスト】
河村隆一
横尾渉(Kis-My-Ft2) 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
真田佑馬(noon boyz) 野澤祐樹(noon boyz)
渡辺裕之 天宮 良 IZAM 山口馬木也 井田國彦 増澤ノゾム 伊藤哲哉
HARUNA(SCANDAL) はねゆり 中山由香 中村誠治郎 平田裕一郎 三上俊 小谷嘉一
福山翔大 澤田怜央(Wキャスト) 大前喬一(Wキャスト) 一ノ瀬ワタル
間宮祥太朗
中川晃教
貴水博之 ほか

【チケット料金】全席指定 11,000円(税込)
【問い合わせ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00~19:00)
【オフィシャルサイト】http://www.gineiden.jp/gekitotsu/