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ライヴレポート一覧 > 60 | Acid Black Cherry Project『Shangri-la』Final Season 2014.6.15 @国立代々木競技場第一体育館

LIVE REPORT

観客たちと共に作り上げた『Shangri-la』=『理想郷』
Acid Black Cherry Project『Shangri-la』Final Season
2014.6.15 @国立代々木競技場第一体育館

“君が笑顔になるなら唄いたい 君の街で−−−−−−”というyasuの想いで昨年8月からスタートしたAcid Black CherryのProject『Shangri-la』。

日本全国を5期間・5ブロックに分け、1st Seasonから始まった同プロジェクトも5th Seasonで全県を廻り終え、5月に行われた東名阪Arena tourのEncore Season、そして6月13日からスタートしたFinal Seasonですべて終了となる。約10か月にも及んだプロジェクトでは全61公演で約18万人を動員。その61公演の中でセットリストが一度として同じ事がなかったという事も驚きである。
国立代々木競技場第一体育館2daysでは計2万4000人を動員、両日SOLD OUTということもあり、とにかく熱く、yasuの想いがストレートに伝わったライブだった。
オープニングSEが流れ、色とりどりのライトやレーザービームに彩られたステージ。照明がステージ中央だけを照らし、その中にyasuの姿が浮かび上がると悲鳴のような歓声が上がった。
そんな中放たれた1曲目は重厚感のある「ジグソー」。そしていまやABCのキラーチューンでもある「ピストル」のイントロが流れると会場は一気にヒートアップ。併せるようにyasuが「代々木~飛ばしていくぞー!」と会場を煽るとファンも大歓声で応えていた。

「代々木!元気ですか!?どうもこんばんは!Acid Black Cherryです!」のあいさつの後、
代々木1日目の後から腰が痛いことに触れ、「1日目は淫乱な女がいっぱい集まったということで(笑)。今日は噂によるとこの間よりも淫乱な女が集まっているということで、今日も最高にエッチなSEXしていこうぜ!」とエロいMCで圧倒的なLIVEパフォーマンスとのギャップでも魅せる。
 
MCの後は「楽園」へ。唄いながら踊るyasuの腰つきの妖艶さにも注目だが、次の曲の「蝶」では、広い天井全面に真っ赤な蝶と花びらが映し出されるなど耳と目で曲の世界観を感じることができた。 Project『Shangri-la』第2弾シングルとしてリリースされた「黒猫 ~Adult Black Cat~」では曲に合わせ観客がクラップで盛り上げる。
「君がいない、あの日から…」や「Maria」などファンの心震わせるバラードから、「Greed Greed Greed」のような激しいロック、ジャズテイストでエロい歌詞でも人気の「Black Cherry」など、実に振れ幅の広い音楽性で会場を魅了した。

本編ラストは今回のツアータイトルにもなっている「シャングリラ」。緑のレーザービームが広い会場一面を包み込み、銀テープが降り注ぎ、そこに集まった1万2千人が笑顔になった瞬間だった。

今回のツアーならではのコーナーがMCとアンコールで、プロジェクトのテーマは「ファンとの触れ合い」という事で、当日のMCネタをABCのオフィシャルTwitterで募集し、それを基にトークを展開。15日は父の日という事で『お父さんに怒られたエピソード』をサポートメンバーと楽しそうに話していた。アンコールでは当日受付でもぎった全ての半券から1枚引いて当たった席番の人がアンコールの曲を決められるという企画。この日は友達に勧められて、ABCを好きになって初めてライブに来た女の子が当たって「Bit Stupid」をリクエスト。全員で「ありえない!」の大合唱。
 
最後のMCでyasuは「“日本中を元気にできれば”という想いでスタートしたこのプロジェクトですが、僕らが元気をもらって日本を一周してきました。今思うのは、まだ終わっていないですけど、無事に廻れて良かったのと、皆に『ありがとう』という想いです。」という感謝と「本来なら今日(代々木)がファイナルなんですがツアーの途中で仙台でもできるという事で、あと1本東北に行ってまいります!それでこの『Shangri-la』をバシっと締めてきます!」と言葉を述べ、ラストナンバーは「20+∞ Century Boys」。

約3時間に及んだライブが幕を閉じると、会場がyasuとお客さんで作った『Shangri-la』=『理想郷』になっていた。