Interview with Eric Idle ミュージカルで大切なことは観客に何かを感じてもらい、一緒に旅に参加してもらうこと

『モンティ・パイソンのスパマロット』の日本公演が決定したことをどう思っていますか?

「とてもうれしいです。『スパマロット』が日本語で公演されるのも楽しみです。違う言語に翻訳されて、舞台が展開されて、それを観た人々が英語圏の人々と同じように笑ったり、反応したりするのはとても素晴らしいことだと思います」

エリックさんは英語圏以外の国での『スパマロット』の公演もご覧になっているのですか?

「いくつかの国のいくつかの都市で観ています。バルセロナ、マドリッド、アムステルダム、ストックホルムなどなど。どの公演も盛り上がって、みんな、楽しんでくれました」

『スパマロット』のモチーフとなっているのは「アーサー王と円卓の騎士」というイギリス固有の伝説ですが、 イギリスのみならず、世界各国で受け入れられているのはどうしてだと思いますか?

「日本にもサムライがいるように、イギリスの中世の騎士の精神は国際的なものだと思ってます。私は黒澤明監督の「セブン・サムライ(七人の侍)」が大好きなので、いつか、『スパマロット』のサムライ・バージョンを作ってみたいですね(笑)」

エリック・アイドル

『スパマロット』には負けず嫌いの黒騎士が登場しますが、 確かに、ああいうキャラクターは侍でもいそうです。

「負けず嫌いはすべての国の人々に共通すると思いますよ(笑)」

『スパマロット』は映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー ・グレイル』が原作となっていますが、 ミュージカル化が実現したいきさつを教えていただけますか?

「90年代の終わり頃にCD-ROMのゲーム・バージョンを企画したんですが、CD-ROMでできるんだったら、ミュージカルにもなるんじゃないかと思って、2000年ぐらいから脚本を書き始めました」

モンティ・パイソンの他のメンバーの反応は?

「脚本と5~6曲ぐらいの曲のデモをメンバーに送ったら、みんな、気に入ってくれて、
"ミュージカル、やっていいよ"って許可をくれました」

映画が原作の作品をミュージカル化するにあたって、 どんなことをポイントにしましたか?

「映画よりもミュージカルの方が、観ているお客さんがより感情移入できる要素が求められると思います。実際に上演されてから、曲を入れ替えたりもしました」

それは映画よりもミュージカルの方が、観客が参加するというニュアンスが強いからなんでしょうか?

「その通りです。ミュージカルではそこが大切です。観客に何かが起きていることを感じてもらって、一緒に旅に参加してもらわなければなりません。観客を巻き込んでいって、最後にはみんながひとつになっていくことがとても重要だと思います」

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