京都の「保津川下り」の舟の操作ミスの空舵とは何？どうして危ないの？

2023年5月2日

2023年3月28日に京都の観光名物「保津川下り」の舟が座礁し、1名が亡くなり1名が行方不明の状態になっています。亡くなられたかたのご冥福をお祈り申し上げます。で、この運営会社の説明では『空舵、操作ミスがあって』ということを話されていますが、この操作ミスである『空舵』とはどういうことでしょうか？

どうして『空舵』という操作ミスをすると危ないのでしょうか？

これ以外にも最近話題のニュースについて記事を書いていますので、ぜひ、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

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2023年3月28日に京都の観光名物「保津川下り」の舟が座礁する事故が発生！

こちらが2023年3月28日に京都の観光名物「保津川下り」で起こった事故になります。この事故で1名が亡くなり、もう一名の方が行方不明になっています。船には乗客が25人と船頭4人の計29人がが乗っていたということです。乗客25名は無事ということでした。

運営会社としては船頭さんが亡くなったことは悲しい事ではありますが、乗客が無事だったということで少しは胸をなでおろしたのはあるのではないでしょうか。

この運営会社は「保津川遊船企業組合」といい、この保津川遊船企業組合の代表理事である豊田知八さんは取材にたいして

「みなさんこの度はご心配をおかけし申し訳ございません。午前10時40分ごろに出港した船が　15分後に大高瀬というところで　空舵、操船ミスがあって、船の舵をもっていた船頭が船の外に落ちてしまいました。

他に3人の船頭が乗っていましたが、　竿などで体勢を立て直したんですが、急流を出た渦によって左に舟が曲がり、石に正面から当たったと聞いています。

当たった船が左の石にへばりついてゆっくりと回転していったということです。今回は本来はあり得ない操船になっていると思います。空舵は本来ダメです。なぜそうなったのか　帰ってきた舟の状況などを見て確認します」
引用：https://news.yahoo.co.jp/articles/427fc5bef425b5a1aad225febc2094d0961043da

ということを話されています。が、ここで解説されている操作ミスである「空舵」。これはからかじというそうです。この空舵とはどういった状態なのでしょうか？また、この空舵はどうして危険なのでしょうか？

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京都の「保津川下り」の舟の操作ミスの空舵とは何？どうして危ないの？

この京都の観光名物「保津川下り」で起こった舟の座礁事故。その事故の原因と言われている空舵(からかじ)ですが、これはどういったことでしょうか？

「空舵」とは、船の操舵において、舵を切らずに船を進めることを指します。小型舟の場合、舵を切らずに進むことで、流れに乗りやすくなります。しかし、この操作をミスとすることがあります。例えば、急流や流れが速い場所で空舵をしてしまうと、船が流されてしまい、事故につながる可能性があるそうです。

また、上記は意図して空舵を起こした場合のことですが、今回はおそらく意図せず空舵の状態になったと思われます。そちらの事を解説しているのが上記のYouTube動画になります。

その中で

・舟の先頭にいる方が“さお”を持っていて、岩を突いてコントロールします。
・それから“オール”を持っている方が、今回2人いました。通常は3名だそうですが、やや水位が高かったということで2人になりました。
・最後方に“かじ”。7メートルぐらいの丸太のようなもので、先が水をかく形になっているということです。今回水面からかじが浮いて、空振りしてバランスを失ったと。この現象を「空舵（からかじ）」と呼ぶそうです。

「“かじ”は、先が基本的に水面下、水の中に棒が入っていまして、右へ左へ、舟を安定させながら動かす役割があります。水の中に入っていると、かじを持っている手に水の抵抗を感じているはずです。それが浮いて、かじが水面上に出てしまった場合、抵抗がなくなったかじが急に動いてしまうと思います。そうなったときに自分自身のバランスが崩れますから、落水しやすい状況になると思います」
引用：https://news.yahoo.co.jp/articles/6b566b7fc086eb1270af7e84a3ad828bebc3de0f

という風に説明されていました。体重などをかけて舵を操作していたが、意図せずに空舵になってしまって、体重をかけていたため、舵操作をしていた人が落水してしまったという感じなんですね。

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